過酷で楽しく面白い介護現場

事業所によって大きく違う給料

どんな仕事でも、給料によってヤル気や作業の丁寧さというものは変わってきます。ヘルパーの場合はその差が大きく出るのではないでしょうか。

介護は、人間対人間、究極の接客業だといわれています。誠実に取り組めば取り組むほど相手の心身の動きに敏感になり、より良い介護ができるでしょう。

誠実に仕事を行うにはもちろんその人の心がけが大事ですが、誰しも基本的には給料のために働いているわけですから、その金額によって仕事にのぞむ姿勢は変わってきます。

たとえば排泄物の処理など汚い仕事や、罵声を浴びせられるようなことがあっても、仕事にふさわしい額をもらっていれば「これも仕事のうち」と思うことができます。逆に、しようと思えばいくらでも手抜きができる仕事でもあります。給料が労働に見合わないと「こんなことやっていられない」と思うのが人間というもの。忙しいとよけいに、見て見ないフリをしたり、ということも多々出てくるでしょう。

めんどうくさいから、という理由で放置をし、虐待につながる可能性もなくはありません。訪問介護になるとまた違う事情があります。

これは友人に聞いた話ですが、利用者さんに「あなたはいくらもらってるの?」ときかれて「うちは時給が安いんですよ!」と思わず愚痴ると、「じゃあうちで、プライベートで仕事してくれない? 」と提案されたというのです。

「仏壇の掃除とか花の水やりとか、介護保険では規則でできない仕事をやってもらいたいのよ。お給料は弾むから」提示された金額が正規の給料より良かったので一瞬グラついた、と彼女は言っていました。もちろんそれは規則違反ですが、惹かれる人は多いでしょう。

当時、友人が勤めていた事業所の給料はかなり安い方だったので、その後は別の事業所に移りました。同じような介護内容でも事業所によって給料がぜんぜん違うということです。

介護業界では常に人手不足が問題となっています。厳しい仕事内容のわりに低賃金のイメージが強いせいでしょう。仕事に見合った給料を出せる事業所ばかりに人が集まり、安い事業所は立ち行かなくなっていくのかもしれません。

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