過酷で楽しく面白い介護現場

介護施設での拘束の現実

ヘルパーが足らないと利用者さんの拘束も起きる。

私も介護業界にいた事があるのですが、とにかくキツイ、汚い、給料安いという3Kは絶対的に存在します。最近テレビでも騒がれている拘束や虐待に関しましても、他の会社の職員に聞いてみた所、少なからず無いとは言えないと言われておりました。

その理由なのですが、法律上の人員配置の規定が少なすぎるのが原因です。学校の先生を考えてみて下さい。1クラス30人~40人位の人数を1人で管理しますよね。でも正直そんな人数をしっかりと把握していくというのはとても大変なんです。把握だけなら良いですが万が一転んで怪我でもしようものならそれで管理者の責任となってしまうのです。それが学校の先生やヘルパーの凄く厳しい所です。

自分で置き換えてみてください。30人で公園へ行って誰も転んだり怪我したりしないで1時間でも過ごさせる自信がありますか?私にはありません。ヘルパーは極端にいうとそういう感じなのです。介護施設に来ているという事は少なくても介護認定を受けている方々なので言い方は良くないのですが、健常者ではない訳です。その為健常者に比べて運動能力や問題把握能力等が劣っている事が多く、ちょっとした事で転倒、骨折、寝たきりという悪循環に陥ってしまうのです。なので勝手に動かれてしまっては困るのです。だから拘束といった事が起きるのです。

万が一ヘルパーが注意したとして、その後その介護されている方が勝手に動いて転倒して骨折したとしたら誰が悪いかといいますと、その会社が悪いんです。もっといえばヘルパーが責任を問われるのです。下手したら個人に賠償命令がでる事もあるのです。人一人の賠償金を払える金額を介護の仕事で貯められますか?返していけますか?誰も返せないんです。なので勝手に動かれて何かあっては困るのです。自分の事は自分で守らなければ一生を棒にふる可能性だってあるんです。だから拘束に関してもやりたくてやっている人は本当に僅かで、誰だって本当はそんな事はやりたくないんです。健常者と一緒で言った事に従って頂けるのなら、何の問題も無いのですが介護認定を受けている方々はやはりそういった注意を理解できなかったり、すぐに忘れてしまったり、自分の体の状態を理解されてなかったといったりという感じになります。本当にこの仕事は理不尽とストレスの塊です。

優しい心をもった方々も内情をしってショックを受け、退職をしたり知らずの内に自分もその仲間入りをしてしまったりととても不安定な仕事です。消費税等を上げる前に介護保険料の問題を解決していかないと、これからも日本にヘルパーのレベル等も上がっていかないと思います。

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